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新卒で入社したゲーム会社を退職します

2018年5月をもって、新卒で入社したソーシャルゲーム開発会社を退職致します。
3年と1ヶ月程勤めておりました。

退職理由など気になるところだと思いますが、
まずは3年前から振り返ってみます。

少し長くなります。

今の会社に入社するまで

このブログの記事でも掲載させていただいたのですが、
都内のゲーム会社にインターンシップをしておりました。

lo25131.hatenablog.com


ブログでは最終的にどうなったのかまで記載しておりませんでしたが、
いろいろとありまして…その会社には入社しておりません。
2015年3月下旬に入社辞退する旨をお伝えした形です。
ですので、新社会人になる一週間前に無職になりました。


ただ、とても気持ちがスッキリしていました。

それからは第二新卒としてすぐに就活を再開しました。

まずは就活のイベントに参加したり、第二新卒も募集している企業に応募したりと、
がむしゃらに動いていました。


すると、1週間半程就活をして3社に内定をいただきました。
自分でもその行動力と何が何でも働くという執念に驚きました。

その中から一社に決め、今のソーシャルゲーム開発会社に入社した形となります。
職種はクライアントエンジニアになります。
ちなみにその時点で確か4月3日でしたので、入社式には出れませんでした。


続いて、その会社で何をやってきたかというところについて振り返ってみます。

会社での3年間の振り返り

研修

入社してすぐに他の新卒の方と一緒に研修が始まりました。

電話対応から始まり、社長のありがたいお言葉を聴き、
新卒歓迎会では新卒が会社のお偉いさんを持て成すために、
お酌や出し物(寸劇)をやったりと、
納得いかないものもありましたが研修をやり終えました。

その後、新卒同士でチームを組んで1ヶ月ほどのゲーム開発をした後に、
各自それぞれのプロジェクトにアサインされました。

最初に待っていたのは運営業務

最初のプロジェクトでは主に運営業務を担当しました。

メンテ中のガチャの排出確認や、排出されたカードのステータスチェック、
サーバー側とのダブルチェックなど、言い方はあれですが誰でも出来るような作業を行っていました。

また時には深夜メンテや、長時間メンテなども経験して、ソーシャルゲーム運営の過酷な現実を目の当たりにしました。

それから少しずつメンターの方から作業を割り振られていたのですが、
ほぼほぼメンテでの確認作業と既存のコードを見たり、拡張機能を作ったりするぐらいでした。

プログラマなのにQA

それから1年後に別のプロジェクトに、QAとしてアサインされました。
ここ一年、実務の経験もなく自分のやりたいことが全くできていないためモチベーションは最悪でした。

しかし、もともとゲームをやることは大好きだったため、様々なテストパターンを組んだり、
プログラマだからわかるようなバグを予め予測して操作することで多くの不具合とテスト結果を報告できました。

今思うと他の方が実装した部分でバグを見つけるとなぜか楽しかった。

ディレクターが取締役

QAを担当したプロジェクトがリリースして落ち着いてきた頃に、
他のプロジェクトで大型のアップデートをするために人員を募集していたのでそこにアサインされました。

ようやく本格的に実装業務に携われたのですが、改修内容、新規実装内容合わせて100個以上あり、
スケジュールがとてもキツキツに組まれていました。
もちろん休日も含めたスケジュールです。

私はスケジュールに絶対遅れまいと、仕様や実装した内容に差異が無いよう頻繁に確認を行ったり、
残業などで対応しました。
しかし、プロジェクトを取り締まっているディレクターが取締役であり、
席を外していることが多かったため、仕様の確認や実装後の確認も全て、
そのディレクターを通さないとタスクが完了しないため、作業が一時的に止まることがよくありました。

またそのディレクターは周りの方からはあまり良く思われておらず、
急に仕様を変えたり、一部の社員に対して人格を否定するような暴言を吐いたり、
人の話を聞かず自分の意見を何が何でも押し通すような人だったため、
ついて行けずに何人か会社を辞めた方もいました。

私自身もそういう方は苦手でしたが仕事なのでしょうがないと割り切っていました。

新規立ち上げプロジェクトとVRプロジェクト

前のプロジェクトから半年後、その取締役からなぜかとても評価され、
私は新規の立ち上げプロジェクトへアサインされました。

前のプロジェクトでの身体的、精神的な疲労もありましたが、
新しいプロジェクトとということもありワクワクしていました。

それと同時に私は普段から社内でVRを布教していたため、
興味を持った上長がVRのプロジェクトを立ち上げないかという話を持ちかけてきました。
私もいつか仕事としてやりたいと思っていたので、人数は少ないですがプロジェクト化に向けて動き出しました。
もちろんプロジェクトという形なので業務時間外に動き、お賃金も発生しません。

初めての設計から開発、しかし…

新規の立ち上げプロジェクトではベースの設計も任され、
その他は基本的に画面単位での設計・開発を担当しました。

初めて実務で一から実装するので戸惑うこともありましたが、
優しい先輩や信頼出来るリーダーが居たので安心でした。
よく考えればとてもいいチームだったと思います。


しかし、α版、β版を迎えたところで急に先方から

”画像粗くないですか?
画面のベースサイズ変えてください。
それとUIのデザインも変えましょう。”

との指示がありました。
かなりのキツキツのスケジュールの中動いていたため、
今からその作業分のスケジュールを組み直すのは辛い、というか無理に近い話だったので
リリースをほんの少しだけ伸ばしてもらい残業で対応しました。

それ以外にも急な仕様変更や、大幅な仕様追加などもありました。
リリース前は徹夜で作業するなどもありましたが、ゲーム業界あるあるなのでこれはこれで
いい経験でした。

VRのプロジェクト化に向けて始動、社長へお披露目

新規の立ち上げプロジェクトを本業でやりつつ、
裏でVRのコンテンツを作成していました。

自分自身はVRに学生時代から触れていたので、詳しいほうではあったため
他のメンバーにVRとはどんなものかを知ってもらうために、
当時お台場で開催されていたVRZONEに行きました。

その時の記事です。

lo25131.hatenablog.com

体験してみて一番印象に残ったものはやはりホラーコンテンツでした。


まず、今回のプロジェクト化までの条件としては、
VRのコンテンツを作成して社長に体験してもらい、プロジェクト化のために資金援助
もしくは営業をかけるための許可をいただくということです。

なのでVRを体験してもらい、短時間でVRの凄さや魅力を伝えるとなると
やはりホラーコンテンツが適しているのではないかと思いました。
自分自身がホラーコンテンツを作ってみたいという思いもあります。


チームの体制としては私が主導で動き、コンテンツ内容の企画から機器の準備・開発まで私一人で行い、
エフェクトやUIなどはデザイナーに担当してもらう形です。上長には社長への取り次ぎを頼みました。

VR機器に関して、Viveを所持していたのですが動作するノートパソコンを所持していなかったため、
コードレスでスマートフォンがあれば体験できる、GearVRで体験してもらうことにしました。
そのために、GearVRとヘッドホンとGalaxy S7edgeを購入しました。
ざっと10万です。自腹です。


体験時間としては2分を目安に作成し、手直しや最適化を含め業務時間外で3週間ほどで作成しました。
完成後、何人か社内の方にも体験してもらいましたが、期待通りびっくりしてもらいました。
中には、装着した瞬間に雰囲気が怖すぎて無理という方もいました。


そして、社長へのお披露目当日。
VR体験の注意事項を説明した上で、装着し体験してもらいました。

「うわぁ!」
と社長室に叫び声が響きました。


勝利です。


期待通りびっくりしてもらいました。
社長もVRを体験するのは初めてだったようで、
目の前で本当に襲いかかられるようだったと言っていました。

しかし、当時はVRで食っていくとなるとVRZONEのようなアトラクション型のものしか
なく、売上の見込みがたたないとのことで資金援助はできないと断られました。
ただ営業はしても構わないと許可をもらいました。

それからいくつか営業を行い、実際にVRを体験してもらいまして、
好評価をいただきましたが、体験してもらったコンテンツがホラーのため
実際に作っていくものとは全然異なっていたため、想像がつかないとのことで
保留になりました。

在籍していた会社の規模も小さく、小回りが利く会社だったので
私主導で企画から開発まで行えたのはとてもいい経験だったと思います。

社内ニートから待望の自社新規プロジェクト

VRプロジェクトは保留になり、
新規のプロジェクトはリリース後、運営を続け安定してきた頃に
先方から全てを引き継ぎたいと言われ、引き継ぎ作業を終えた後、
社内ニートになりました。


社内ニート中は勉強のためにゲームをいくつか作ってました。

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ニート生活一ヶ月後、
当時Nintendo Switchが自社でとても流行っており、
私自身もハマっておりました。
ゼノブレイド2やってました。
そこでNintendo Switchでの開発ができないかどうか調べてみたところ、
企業、個人事業主でのみ開発が可能ということがわかりました。


上長もNintendo Switchでの開発に興味があり、
何もしていないなら自社で何か作ろう!ということになり、

すぐに任天堂さんにお問い合わせして、開発キットを購入し、
自社での新規プロジェクトに向けての開発が始まりました。

こちらもVRと同様にプロト版を作成して、社長にお披露目して資金援助をしてもらうという形です。

初めての自社開発

この会社に入った理由として、企画段階から携われること、
会社の規模が小さいため個人の意見が通りやすい、
また現在受託中心だが自社開発もしていくとのことで入社させていただきました。

その中でも自社開発にとても憧れがあったので、今回の自社開発の案件がとても楽しみでした。
企画は既に弊社のプランナーの方が考えており、開発は私一人、デザイナー一人、サウンド一人というチーム編成でした。
今までソーシャルゲームしか作ってこなかったので、コントローラーを使って操作することを意識して開発し、
またそれに合わせてUIの配置やカメラの位置なども工夫しました。

NintendoSwitchでの開発も公式のフォーラムがとても充実しており、
そこまで迷うことはありませんでしたが、コントローラーの持ち方のレイアウトが複数あるため、
一人プレイ、複数人プレイでのボタン割り当てを考慮しなくてはなりませんでした。

開発から三ヶ月、パフォーマンスなどの調整は未だ必要なもののプロトとして出来上がりました。
多少操作に難はあるもののプロトとしては申し分無いほどの完成度でした。


社長へのお披露目当日。
一人プレイモードと二人プレイモードで接待プレイしながら体験してもらいました。
プロトにしてはクオリティが高く、予想を遥かに超える完成度だったと好評をいただきました。


しかし、操作が難しいためNintendo Switchで出すならファミリー向けだし難しいじゃない?
とのことで今回も資金援助は保留になってしまいました。


今回も資金援助までにはいきませんでしたが、
Nintendo Switchでの開発経験と自社での開発経験ができたのでとてもいい経験になったと思います。

そして…会社の消滅

その日は急に訪れました。


「5月を持って〇〇社は消滅し、〇〇社と合併します。」


大切な話があると会議室に社員全員が集められ、
告げられました。
正直驚きはありませんでした。

普段から上長から借金がこれぐらいでこのままだと…
という話は何度も聞かされておりました。

しかし、いざ正式に伝えられると辛いものがありました。
これによってSwitchのプロジェクトは完全中断、
自社開発おろか受託開発もなくなり、SES中心になるという方針になりました。

そして私は決断しました。

退職の理由

長々と3年間を振り返らせていただきました。
ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。


退職の理由としては

・会社が潰れてしまったこと
・業務がSES中心になること

もあるのですが、
一番はこの会社に居続けても成長が見込めないと思ったからです。



比較的オープンな社風の会社で、社内ルールもゆるい会社でしたが、
最前線で動いていたエンジニアの方がどんどん辞めていき、
一時期社内での勉強会があったのですがその勉強会もいつしかなくなりました。

ゲームが好きな人は多く居たのですが、ゲーム作りが好きな人はほんとに少なく、
考え方が開発者目線ではなく、ユーザー視点に寄りすぎており、
普段から勉強会に参加したり、進んで技術を身に着けている方はほぼいませんでした。

その他にも経営陣の考え方やお給料などの不満もありましたので、
退職を決意したという形です。


退職後どうするのか


業務時間中での転職活動の許可がもらえたので、転職活動をしました。
次もソーシャルゲーム開発会社に行く予定です。

というかもう決まっております。


次の会社では自分自身、企画を考えるのも好きで、
将来的にディレクター兼プログラマーなりたいと思っているので、
そのために努力をしていきたいと思っております。

また副業が可能ということらしいので、
今の会社のデザイナーと現在、ゲームを作る話を進めております。
そちらの活動も進めていきたいと思っています。


最後に

様々なプロジェクトに配属され、営業にも連れて行ってもらったり、
昼休みや定時後にゲームやボードゲームをしたり、
ご飯もたくさん奢ってもらったりととても皆さんいい方ばかりでした。
そしてVRやNintendoSwitchの開発にも携わさり、とてもいい経験もさせていただきました。
ありがとうございました。
そして、本当にお世話になりました。


転職エントリも書きました。
lo25131.hatenablog.com



転職祝いもお待ちしています。

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